ツッコミやすかったおすすめ映画

「ターミネーターニュー・フェイト」ツッコミレビュー・愛なんていらねえ!ロボット最強!

5~7点,SF,アクション2019

日本公開日: 2019年11月8日
監督: ティム・ミラー

すこ度(評価)

7.5/10

-ターミネーター然としたターミネーター映画の面白さがここにある-

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あらすじ

ジェームズ・キャメロンが生み出したSFアクション「ターミネーター」のシリーズ通算6作目で、キャメロンが直接手がけ、名作として人気の高い「ターミネーター2」の正当な続編として描かれる。キャメロンがプロデューサーとなり、「ターミネーター2」以来にシリーズの製作へ復帰。「デッドプール」を大ヒットさせたティム・ミラー監督が新たにメガホンをとった。人類滅亡の日である「審判の日」は回避されたが、まだ危機は去っていなかった。メキシコシティで父と弟とごく普通の生活を送っていた21歳の女性ダニーのもとに、未来から最新型ターミネーター「REV-9」が現れ、彼女の命を狙う。一方、同じく未来からやってきたという女性戦士グレースが、ダニーを守るためにREV-9と壮絶な戦いを繰り広げる。何度倒しても立ち上がってくるREV-9にダニーとグレースは追いつめられるが、そこへ、かつて人類を滅亡の未来から救ったサラ・コナーが現れる。リンダ・ハミルトン演じるサラ・コナーも28年ぶりにカムバックし、シリーズの顔であるT-800を演じるアーノルド・シュワルツェネッガーも出演。グレース役に「ブレードランナー 2049」のマッケンジー・デイビス、ダニー役にコロンビア出身の新鋭女優ナタリア・レイエス。

https://eiga.com/movie/89599/

ネタバレなしレビュー

皆が求めていたターミネーター映画をご用意しました。

今までたくさんのターミネーターがあったでしょう~。
あんなこと(T3)こんなこと(T4)あった(ジェネシス)でしょう~。

ターミネータはたくさんの続編が存在しているもののT2以降は基本的に評価が低いものが当たり前になりつつ、惰性で見ている人がほとんどだったのではないでしょうか。
個人的にはSFアクション映画としてはどれも面白かったのですが、子供の頃に見たあのターミネーターとはなんか違うなあと漠然に思っていました。

今作はT2の正統派続編との触れ込みらしく、人気のあったT2までのキャストが再び出演しそりゃターミネーターらしくなるよな!っと。
最初に言っておくとストーリーだけ見ると今までのシリーズ全否定するような強引な導入になっているので、正直そのあたりは不満です。
T2以降もしっかり機械との戦いを描いていてオリジンからの流れを汲んでいたので、それがなかったことになるのはどうなんだろうと。

ただタイムトラベル系の物語だとなかったことになるのは良くあるしむしろそれがいいんですが、T2以降のキャラクターの努力が帳消しで結局パラレルワールドの世界を描いていた設定になっているのは悲しいですよね。

しかし皆が求めるターミネーターの世界を再び作り出すにはどうしてもそういった作業が必要で、むしろタイム系の設定があったからこそ強引な改変ができたのを考えるとまあ納得できる部分ではあります。
よく考えると未来からの暗殺者とのバトルってもう、重要人物暗殺パターンしかキレイにまとまらねえや!となるのは明白でストーリーに何かを求める段階は過ぎ去っている気が…。
バイキンマンが悪さをしてぶっ飛ばすアンパン的なお決まりの展開というやつですね。

ということでストーリー運びをみるよりアクションシーンに一喜一憂できる人におすすめです。
今作の敵はT2の液体+なんか凄そうなフレーム部分と分離して二人分で襲いかかってくるので、連携して戦うシーンが多め。
シュワちゃんと新キャラの女性戦士とサラという味方の戦力としては協力すぎて苦戦しないんじゃないか?と思っていましたが、しっかりと限界ギリギリの戦いを楽しめました。

T2のようなマジでこいつどうやって倒すん?みたいな敵が久々に出てきたので、純粋にアクションのド派手さが良し。
それと既存キャストも勿論ですが、特に敵キャラであるRev-9が非常に魅力的。
どこかユーモアもあって人間にやや近づいてて面白いです。

映画の完成度も高くターミネータの続編として納得できる映画なのですが、なにかがあと少したりない…そんな感じがしたのでこの点数にしました。

ネタバレありストーリー&ツッコミ

主要人物

キャストこんな人
ダニー・ラモス
ナタリア・レイエス
ヒロイン・根性すごい
グレース
マッケンジー・デイヴィス
強化人間・つよつよ
サラ・コナー
リンダ・ハミルトン 
相変わらず頼れるアネキ
T-800 / カール・
アーノルド・シュワルツェネッガー 
古いタイプなのに強すぎない?
Rev-9(レヴ-ナイン)・
ガブリエル・ルナ
今作の敵・分離してくっつくやつ

大まかなストーリー

未来からまた来ちゃった♡

T2(ターミネーター2)でなんとか審判の日を回避したサラ達。
どっかの南国でバカンスしてるジョンとサラの元になんとT800(シュワ)が襲来。
そのままジョンが死亡

のっけから今までやってきたこと全否定だぜ!
うん十年たって新作でやっぱりお前しぬんかーい!

そしてジョンを殺したT800はどこかえ消え去りサラはふさぎ込んでしまいます。

ターミネーターニュー・フェイト
https://www.youtube.com/watch?v=AI2rKPIYlsc

でしばらくして時がたち、主人公ダニーのシーンへ。
ダニーは弟と工場で働いていてそこに新型ターミネーターのRev-9が登場し、同じく未来から助けに来たグレースとバトル。
このシーンがそりゃもうかっこよくて今までは機械の戦いということで重い感じのバトルシーンが多かったですが、二人の戦いはめっちゃテキパキ!

ソイヤソイヤ!と餅つきみたいなテンポのよさで戦うので必見。
逃げ出すも道中弟が死にます重要キャラじゃなかったんか君…。

やばくなるもいいところでサラ登場!!
事なきを得て逃げ出すもグレースのエネルギー切れで一旦モーテルに隠れます。

スカイネットの代わりできちゃった♡

なんとグレースは強化人間的なやつでサイボーグ戦士だったのです。
サラはびっくり!でもなんでサラきたの?との疑問に、未来予知みたいな手紙がよくくるんだわと恐怖新聞的な展開に。
まず差出人を突き止めたらいいんじゃ…。

グレースの話によると「スカイネット」は存在しておらず、「リージョン」なるAIが人類を襲って地上を支配しているらしい。
結局や…結局こうなったんや!と思わず叫びたいぐらい、いままでの努力なんだったの?となってしまう展開に…。
「誰が守っても一緒や。誰が、守ってもじゃあ、俺がぁ! 立候補してぇ! この世の中をォンフンフンッハ」と自分がサラなら某議員のように泣きじゃくりたくなるのに、サラはめっちゃ冷静
さすが歴戦の戦士。
サラはダニーがジョンみたいな反乱リーダー生むんだろうと守ることを決意。

とりあえず手紙の差出人に会いにいくことにするもなんやんやで軍に捕まって収容所へ。
そこでRev-9と再び戦うことになります。

ターミネーターニュー・フェイト
https://www.youtube.com/watch?v=AI2rKPIYlsc

このシーンで収容所にスマートに侵入するシーンがかっこよくて、入り口に金属探知機ありますよね?
体が金属だから当然反応するんですが、検査官に問われた時「昔の戦争でボルト入っててな…」って言うんですよ。

ッッカアーッ!!

言ってみたいねえ!!
トラブルをスマートにナイスセンスで乗り越える男って感じで、収容所に忍び込む時金属探知機に引っかかったときに言ってみたいセリフナンバー1ですよ、こいつァ!!

あ、でも勿論このあとターゲットを逃すんですけどね。

人間のことわかっちゃった♡ そして結末へ

ダニー達は手紙の差出人の家を突き止めいよいよ対面。
そこにいたのはなんとT800!まあ皆わかってましたよね…。

ターミネーターニュー・フェイト
https://www.youtube.com/watch?v=AI2rKPIYlsc

ジョン殺ったあとに人間と接して人間の家族ができて、「人間の心ワカッタ…人死ヌ…カナシイ」というクッソ安いSFロボット映画の定番の改心をしていました。今はカールって名前なんだって。

どんな変化だよ
そういう可能性になる機能切っとこうよリージョンさん…。
というか未来に帰れないなら爆破しとけ!AIならロボットの宿命わかるでしょ!アイロボットを見よ!!

まあ改心したならしゃーないと仲間に加えて、Rev-9とラストバトルへ。
このあたりでダニーは反乱軍の子を生むのではなく、ダニー自身が反乱軍のリーダーになると明かされます。
子供時代のグレースを助けたのはダニーだったようで。

戦ってるうちに頼みの綱のEMP(電子機器停止するやつ)も壊されたので、グレースの生体エネルギーで爆破する作戦に変更。
グレースの命を賭したバトンをT800が受けとりRev-9を道連れに自らもろとも爆破します。
改心したロボット死んじゃうあるある…。

最後に子供時代のグレースを遠目でみるダニーとサラが決意表明しED。

感想・考察

ターミネーターニュー・フェイト
https://www.youtube.com/watch?v=AI2rKPIYlsc

かなり早い展開で弟が殺されるわけですが、主人公にとっての身近な大切な人が殺されるというのはT2の系譜を強く感じました。
T2でもジョンの家の人が殺され成り代わっていたという衝撃的な展開でした。
反乱リーダーって家族が殺される宿命でも背負ってるの?

しかしそれを乗り越え精神的に成長するというのは王道で説得力があります。
それ以外にもT2を意識しているところは多々あり、前半のRev-9から逃げるカーチェイスシーンもT2でのバイクで逃げるシーンを彷彿とさせますし、相手がでかい乗り物のってくるのってもうそれしかないじゃんと。

ロボットモノの宿命として人間に近づく展開が入ってくるのは今作でも同様だったようで、シュワが人間の心を持つというのは正直薄いストーリーになってしまうのをダメ押してしまっているような気がします。
T2以降散々やってきた展開なので過程は省略されていましたが、そういう人間に近づく変容個体がいるんであればそもそも反乱も起きないし、起きていたとしても人間側に付くロボットもいたりして一方的に負けているような状況にならないよねと思えて仕方有りませんでした。

いや人間に近づいたからこそ人間の地位を奪ったのか?でも人間根絶パターンはAIのエラーに近いという考えも…。
そういう目線でSF映画としては補足がなく微妙すぎるものの、アクション映画としては傑作に近くて楽しめました。
今後ダニー達はトレーニングして鍛えるそうですが、それより機械を仲間にする方法探ったほうがマシだと思います。

結局未来は変わっても運命は変わらないみたいな、サンタなんかいねぇと子供に言うように現実を叩きつける感じではっきりとした救いがないラストでした。
大体の人はT2を超えなかったとかの感想になると思いますが正直思い出補正もあるので、そういうのを抜きにすると個人的には普通にT2並に面白い映画でした。

僕もこういう未来では重要なポジのキッズを助ける役をしたいのでタイムマシンを作ろうと思います。

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5~7点,SF,アクション2019

Posted by muvikomi