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「死霊館のシスター」ツッコミレビュー・霊じゃなくてただのダースシディアスが襲ってくる映画だよ!

2020-05-121~4点,ホラー2018

日本公開日: 2018年9月21日
監督: コリン・ハーディ

すこ度(評価)

4/10

-霊がダークサイドに落ちたジェダイにしか見えない映画-

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あらすじ

https://www.youtube.com/watch?v=7X7F7vJRP-0&t=17s

実際にあった心霊現象をベースに描く大ヒットホラー「死霊館」シリーズの始まりを描く物語。1952年、ルーマニアの修道院でひとりのシスターが自ら命を絶つ。事件には不可解な点が多く、真相を究明するため派遣されたバーク神父と見習いシスターのアイリーンは、調査の過程で修道院に隠された想像を絶する秘密にたどり着く。そして2人は、決して関わってはならない恐るべき存在「悪魔のシスター」と対峙することになる。

主人公となるアイリーンを、「死霊館」シリーズで主演を務めたベラ・ファーミガの妹でもあるタイッサ・ファーミガが演じ、バーク神父には「エイリアン コヴェナント」のデミアン・ビチルが扮した。監督は「ザ・ハロウ 侵蝕」のコリン・ハーディ。脚本は、本作と同じ「死霊館」シリーズの「アナベル 死霊館の人形」や、大ヒット作「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」などを手がけたゲイリー・ドーベルマン。

https://eiga.com/movie/88416/

ネタバレなしレビュー

SAWシリーズで有名なジェームズ・ワンの死霊館シリーズの5作目。
SAW同様「死霊館」シリーズも長くなってマンネリ化してしまってます。
今作の見どころは死霊館でおなじみの悪霊「ヴァラク」がいかにして顕現したか、いわばオリジンストーリーなのです。

自分は死霊館シリーズはあまり記憶に残っていないのですが、前作とのつながりを保持して続けていく映画は好きなので期待してました。
でもこれがまあまあひどい

物語前半の無力な人間の恐怖を煽るあたりまではある程度ホラー映画していたものの、後半からはただの暗黒面に落ちたダースシディアスとの戦いだった…。

前半のホラー部分は割と楽しめる感じで、ゴシックな古い環境のホラー映画のクオリティはありました。
ホラーの種類的には、宗教的に神聖なものが汚され加護が失われた状況に恐怖するタイプなのでキリスト圏の人たちには受けるのかなといった印象。
教会のような昔の建物で悪いものが寄り付かないイメージの場所でバンバン襲われるのは怖いものです。

でも全体的にやっぱり「ホラー映画ってこんな感じで怖がらせるんでしょ?」な演出から「こうやって対策して退治すればかっこいいんでしょ?」な思惑が見え隠れしてしまって萎えました。
緊張感がそれほどないというか、いかにもイベントシーンが設置されてる雰囲気というか。
なんというか最終的にただのアクションゲームになってしまうホラーゲームの後半部分を映像化した、みたいな映画です。

登場する悪霊・悪魔は見た目が黒いローブを着た顔面蒼白なシスターなんですけど、対決シーンがダークシディアスにしかみえない。
しかも敵が遠慮なしにどんどん念動力みたいなので人とか物を吹き飛ばしまくるんですよね。

それフォースの悪いほうの力ですか?

というシーンが何回も…。
やってることが完全にスターウォーズの世界なんですよね。
出番の間も妙にいきいきしていてキャラクター性がでかすぎる気が…。

シリーズ未視聴の人がはたして純粋にホラー映画として楽しめるか疑問だったのでこの点数にしました。
展開がないときのほうが雰囲気楽しめて面白いです。
ホラー寄りのバトルファンタジーが好きならいいと思います。

ネタバレありストーリー&ツッコミ

主要人物

キャストこんな人
修道女アイリーン: タイッサ・ファーミガ めちゃんこかわいい・霊力高め
バーク神父: デミアン・ビチル 神父キャラ・耐久度高し
フレンチー: ジョナ・ブロケ チャラ男・でも助けてくれるいいやつ

大まかなストーリー

やばい修道院に泊まっちゃうよ

死霊館のシスター
https://www.youtube.com/watch?v=SQ44U5w5GbA

ある修道院でやばげな状況でシスター長がとあるシスターに鍵を託してやばげな扉にひきずられていきました。
「憑依されるな」と鍵を渡されたシスターは首吊自死。
その自殺に関して調査を依頼された、バーク神父とシスター見習いのアイリーン。
村に到着しフレンチという青年に教会まで道案内してもらいます。

彼は自殺遺体の発見者で、蔵に遺体を寝かしているよう。
蔵にいくと何故か座っている姿勢になっている遺体が…。とりあえず遺体がもっている鍵を回収。
あとなぜか首吊死体のあった場所に鮮血がこびりついていたりしてました。
いい怖さだ!

修道院長に話を聞こうとするも礼拝があるから今日は泊まって明日話しを聞け、といわれそうすることに。
この修道院長が突き抜けにあやしい老女なんですよ。
顔も見せないし不気味な雰囲気だし…これは悪霊まったなし!

フレンチはとりあえず帰ることにしますが、帰りがけにシスターのゾンビに襲われます
ゾンビてあんた。
墓地だからゾンビって安直すぎる!しかも死者じゃなくて完全ゾンビの造形なのでなんか雰囲気にあってねえ…。

このあたりから「この映画ちょっとやばいんじゃないか…」と視聴者に暗雲が垂れ込め始めます。
ちなみにこの映画の霊は基本的にシスターの格好をしているので、普通のシスターと見分けがつかないのが恐怖ポイントです。

やばい悪霊が解放されちゃったよ

死霊館のシスター
https://www.youtube.com/watch?v=SQ44U5w5GbA

一方バーク神父は墓地にいざなわれます。
実は神父は過去に悪魔祓いで少年を死なせてしまったことがあり、その少年のトラウマを霊に利用され墓の棺桶に埋められます。
その時の少年の口から蛇がニョロっとでる演出はなかなか悪魔っぽく、ホラーの雰囲気を取り戻しはじめました。よくやった!!

なんやかんやでアイリーンに救出されます。
その頃からくも村に帰ってきたフレンチは村の酒場で、村人が自殺したり失明したりと異常な状況であることを知ります。
バーのおっさんによると「教会の悪魔が解き放たれたんだよ!!」とキバヤシみたいな勢いで悪魔のせいだと決めつけます

お次は細木数子ばりに「修道院にいった神父と女…死ぬわよ!」といわれたフレンチは二人を助けるべく教会に戻ります。おっさんの自信は何なんだ。

アイリーンは祈りを捧げている修道女に話を聞こうとするも、礼拝中の話はNG。
別の修道女に連れられ場所を移動し修道院の秘密を聞かされます。
実はこの場所である伯爵が悪魔を呼び出しており、それを封じるために修道院をたて封印していたようです。キリスト教の血が悪魔を封印しているのだとか。
それが戦争により建物が破損し悪魔が蘇ったと…。ちょっと破損して蘇るって蘇った理由がよくわからないよ…。

この後アイリーンがシスターの霊にいろいろ襲われたりします。
ちなみに襲ってくる霊は顔がみえにくく青白く、黒いローブをまとっているので暗黒卿にしかみえません。

死霊館のシスター
フォース!!

暗黒面に落ちたダースシスターのパワーを見よ!

死霊館のシスター
https://www.youtube.com/watch?v=SQ44U5w5GbA

悪魔が荒ぶってるようで修道院にいるシスター総出で抑えるために祈ることになります。
皆必死に祈るものの次々ぶっ飛ばされていきます。
椅子もシスターも四方八方に吹き飛ばしてさながらクローン戦争のジェダイです。
アイリーンも背中に悪魔の目印みたいなものをつけられピンチに。

神父はゾンビに襲われるもフレンチに助けられます。ナイスガイすぎる。
ちなみに物理で殴って倒します。

アイリーンのいる部屋に到着した神父、アイリーンはシスターと祈りを捧げてたと伝えるもシスターなどどこにも見当たらず幻覚やろwと神父。
そのときそばにあったシスターの死体が復活して襲いかかってきたので、神父がようやく神父らしく聖なる力を使い死体を燃やします。が、まだ襲ってくるのでフレンチが銃撃しようやく沈黙化。
物理最強!!

ヴァラクとの決着

このあと鍵をつかいキリストの血(本物)というチートアイテムをゲットしヴァラクとの直接対決へ。
ここからが完全ホラゲーのラストバトルって感じでひたすらファンタジックな戦いを繰り広げます。

ヴァラクあらためダースシスターはアイリーンに乗り移り、これでもかと吹き飛ばす吹き飛ばす。
むしろ吹き飛ばすしか攻撃方法がないレベルで神父たちを吹き飛ばし続きます。
フレンチが身を呈しアイリーンを助けるものの、皆とにかくふっ飛ばされ絶体絶命。

死霊館のシスター
https://www.youtube.com/watch?v=UQazszaDy-I

しかし最後は聖なるものが勝つ!
首を捕まれたアイリーンは直前に口に含ませたキリストの血を毒霧攻撃で浴びせヴァラクを倒すのだった!!
なんとかヴァラクに勝利した一行は修道院をあとにします。

みんなで和やかにEDかと思いきや数十年後…
ウォーレン夫妻が悪魔祓いの講義をしています。
その映像に写っていた、悪魔祓いの対象とはアイリーンを助ける際にヴァラクに憑依されていたフレンチだったのです!!!
実は彼がモーリスだった!! びっくり! 終了!

感想・考察

修道院でアイリーンと話しているシスター達は最初から全員死んでいる・幻覚だったのはなかなかびっくり。
アイリーン単体の場面でしかシスターは現れていない伏線があり、神父と接触したのは怪しい修道院長だけだったので実体が存在していたのは修道院長(悪魔)だけだったということでしょうか。
ただ悪魔がわざわざ祈らせるように仕向けるとは考えられない上に、修道院の歴史というヒントを話したということから、アイリーンの霊力による霊視に近いものだったと推察できますね。

ヴァラクに対してフレンチがキリストの血を使うもあんまり効かなかったのは、聖なる乙女ではなかったようでそのへんの設定はしっかりしてました。

後半が完全に魔女がでてくるダークファンタジーになってしまっていたので、ホラー映画を期待して見てしまった分残念度が高かった映画でした。

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1~4点,ホラー2018

Posted by muvikomi