ツッコミやすかったおすすめ映画

「ペット・セメタリー」でぇじょうぶだぁ!セメタリーで生き返ぞ!レビュー

2020-05-155~7点,ホラー2020

日本公開日: 2020年1月17日
監督: ケヴィン・コルシュ
    デニス・ウィドマイヤー

すこ度(評価)

7/10

-禁忌を犯した報いナリ!な映画-

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あらすじ

https://www.youtube.com/watch?v=2A6DLvFCvE0

1989年に映画化されたスティーブン・キングの同名小説を、新たな設定で再映画化したホラー。家族ともに田舎に越した医師ルイスの新居の裏には動物の墓地「ペット・セメタリー」があった。ある日、飼い猫が事故で死んでしまったため、ルイスは墓地ではなく、さらに奥深い森に猫を埋葬する。翌日、死んだはずの飼い猫が凶暴に豹変し、ルイス一家の前に姿を現わす。その地は、先住民が語り継ぐ秘密の森だった。誕生日を迎えた娘のエリーが交通事故で亡くなってしまったことから、ルイスはある行動に出るが……。主人公のルイス役を「猿の惑星:新世紀(ライジング)」のジェイソン・クラーク、妻のレイチェル役を「エイリアン コヴェナント」のエイミー・サイメッツ、一家の隣人役を「インターステラー」のジョン・リスゴー、子役のジェテ・ローレンスが娘エリー役をそれぞれ演じる。監督は「セーラ 少女のめざめ」を手がけたケビン・コルシュ&デニス・ウィドマイヤー。

https://eiga.com/movie/91079/

ネタバレなしレビュー

ペット・セメタリー

我らがスティーブン・キング原作の1989年の同名映画のリメイクです。
リメイクとはいえおどろおどろしい雰囲気は再現されており、やるせない気持ちで攻めてくる映画として良作でした。

スティーブン・キングの設定は基本ホラー好きに直撃するものが多く、今作もかなりホラーホラーしてます。
ただ「IT」もそうですがリメイク前の作品がかなり評価が高くそれと比べられて割と辛口な評価になりやすいというのはあると思います。
作品の前半までは割と前作と同じ流れですが後半から別展開になるので賛否両論あるかも。

物語は、ある場所に死体を埋めると生き返って帰ってくるというなかなかそれやばいよね?と考えなくてもわかる系のタブーを扱った内容。
日本でもイザナミやらのお話として原則死んだらどうにもならないという人類普遍のテーマなので、宗教色がないホラーとして誰が見ても分かりやすく楽しめます。

死者を生き返らせる葛藤からの終盤の主人公の心情とっても人間的なので、個人的には前作より感情移入できました。
PVにも出てきますがスティーブン・キングが好きな民間伝承的な要素があり、ウェンディゴという知る人ぞ知るオカルト要素も少し出てくるのでそのへんの知識もあると楽しめるかも。

書きすぎるとネタバレになるのですが今回襲ってくる相手がリメイク前と別で、襲ってくる相手の属性の変化によるストーリー展開がifストーリーのようで前作を見た人も未視聴の人も前作を見るとまた楽しめる感覚になると思うのでそういう比較で楽しむのもいいかも。

ちょっと気になったのが後半がとにかく命の危険が迫って主人公達も余裕がないせいか、そこまで行動への葛藤とか心情的な部分が雑になっていたのは否めませんでした。
前半は投影できるホラーだけど終盤は普通のわかりやすいホラーになっていたのでこの点数にしました。

とはいえかなり良作のホラーなのでおすすめ!

ネタバレありストーリー&ツッコミ

主要人物

キャストこんな人
ジェイソン・クラーク – ルイス
エイミー・サイメッツ – レイチェル
ジェテ・ローレンス – エリー
ヒューゴ・ラヴォイエルーカス・ラヴォイエ – ゲージ息子
ジョン・リスゴー – ジャドなんか色々しってるおっさん

大まかなストーリー

でえじょうぶだ!ペットの墓場がある!

主人公のルイスは医者。
妻と子どもたち、そして飼い猫と新居にやってきました。
近所のジャドというおじさんも人の良さそうな感じで引っ越し成功を確信。

でもルイスは医者で病院での死人がトラウマになったり、妻のレイチェルは障害者の姉の死のトラウマをもっていたり安定してない夫婦。

ある日飼い猫がトラックに轢かれてしまい死亡。
ただ子供を悲しませないためにこっそりジャドとペット墓地の森に埋めます。
すると次の日なんと飼い猫が復活!!

しかも常に界王拳してるみたいに荒ぶってるんですね。もう凶暴すぎて手に負えない。
ジャドによると墓には不思議なパワーがあって死んだ動物埋めると生き返るとのこと。
ホラー恒例の「先に言えや!」パターンですねわかります。

まあ飼い猫だったけど不気味だし危険だし森に逃がすことにします。

笑ってもっとBaby

数日してエリーの誕生日を開く家族達。
海外の田舎で開く誕生日会って素敵。僕はいつも4畳半で祝います。

道路に飼い猫がいたので飛び出す息子を助けるルイスでしたが、娘が逆に轢かれることになります
悲しみにくれるルイスはエリーを墓地の中に埋めて復活させることに。
いよいよ禁忌…踏み込んじゃうのかい?

飼い猫あんなになっちゃたけどやっぱりたえられないのはわかるのでしゃーないね!
ドラゴンボールでもポンポン人生き返るし使えるもんは使ってこうぜ!

ということで帰ってきたエリーですが明らかにやべえ状態。
髪の毛抜けたり、顔色悪かったり、なんかこわいし…。
明らかに他人やん…。

教訓 火葬最強 結末へ

案の定蘇ったエリーは荒れる荒れる。
反抗期のヤンキーがポムポムプリンに見えるぐらいには荒れます。

具体的にはジャド殺害。
母であるレイチェル殺害。

いくら墓から蘇ったからって限度がある!!
どげんかせんといかん!

ということでルイスはエリーを再び墓にぶち込むため決戦へ。
息子はまだ幼く戦えないのでピッコロさんもとい自動車の中に保護しておきます。

いろいろあって追い詰めスコップによる一撃をお見舞いしようとしたところで、まさかの蘇った妻レイチェルにルイスも殺されてしまいます
もうワイフを怒らせることはしないさHahahaといったところで、息子以外全滅。

そして息子の待つ車へ、クリス・レイチェル・エリーが帰ってきて車のロックが外されED。
火葬だとゾンビにならないから火葬最強!

感想・考察

この映画で一番怖いところはレイチェルの姉ですよね。
姉と入れ替わって小型エレベータに姉が落ちてくるシーンだけでこの映画は良作といえるレベルで、ホラー搾りたて100%ですね。
体がボキボキなっていくシーンとか不可抗力のパワーという状況がどうしようもなくて、恐ろしくて好きです。

あと基本的に主人公家族は死者に怯え続けているの面白いですね。
ルイスは病院での死人のトラウマ、妻は姉、息子は死者の霊、娘のエリーだけは恐怖の対象がなかったような気がするのですがどうでしょうか。

普段から死んだ相手にたいして恐怖している家族たちが、身内のエリーが死んで死者として帰って来たときに感情をどのように整理していたかとても気になります。
結果として生き返らせるべきじゃなかったという結末にはなるものの、みんな死んで復活すれば別に悲しむ人もいないんじゃないか?という哲学じみた話になってきますね。

正常な人が入れ替わっていくという部分の似た話で「ボディ・スナッチャー」とか思い出しました。
実際同じように死後の世界の宗教観等は死後を怖がったり残されたりした人のためのものだと思うので、死後をなんとかするようなそういったものが実際にあったりすると、この家族のように祈るよりすがりついてしまうんだろうなと思いました。

リメイク前だと息子が生き返る役で無邪気な危険さを兼ね備えた恐怖がありましたが、今作は年上の娘ということで殺意の出し方とか行動とかがより人間くさくなってましたね。
そのあたりが好みじゃ無い人からみると、後半は普通の殺人鬼との対決になっていたかも。
ただそうしたキャラの変化によるストーリーへの影響は個人的に良かったです。

実は自分も同じような体験をしていまして、ソシャゲのガチャにお金を突っ込んでお金を失ってしまった過去があります。
もしこういう場所がほんとにあれば僕もペット・セメタリーにお金を埋めていたのでルイスの気持ちがよくわかります。
そういうことです。

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5~7点,ホラー2020

Posted by muvikomi