ツッコミやすかったおすすめ映画

「マトリックス」ネタバレ・ツッコミレビュー

2020-03-058点以上,SF,アクション1991

公開日: 1999年9月11日 (日本)
監督: ラナ・ウォシャウスキー、 リリー・ウォシャウスキー

すこ度(評価)

10/10

-めっちゃ面白いSF映画-

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あらすじ

キアヌ・リーブス主演で、仮想現実空間を舞台に人類とコンピュータの戦いを描いたSFアクション。プログラマとしてソフト会社に勤務するトーマス・アンダーソンは、ネオという名で知られた凄腕ハッカーでもあった。ある日、トリニティと名乗る美女から接触を受けたネオは、彼を探していたという男、モーフィアスと会う。モーフィアスは、人類が現実だと思っている世界が実はコンピュータにより作り出された「マトリックス」と呼ばれる仮想世界であり、本当の現実世界でネオをはじめとした人間たちはコンピュータに支配され、眠らされているという驚きの真実を明かす。モーフィアスの誘いに乗り、本当の現実世界で目を覚ましたネオは、ネオこそが世界を救う救世主だと信じるモーフィアスやトリニティとともに、コンピュータが支配する世界から人類を救うため戦いに乗り出すが……。

https://eiga.com/movie/49688/

ネタバレなしレビュー

と笑顔で即答できるぐらい、数ある映画の中で自分のベストムービーに位置している作品です。正当な続編の「マトリックス4」も撮影中ということ、で見たことない人にも見てほしい!

この映画は1999年公開と今の時代のキッズ達からすると「1999年?20年以上前の骨董品じゃんw」と言われる程度には古い映画ではあります。
草生やしキッズでなくともマトリックスを見たことがある人は意外にも少なく、例の有名な弾除けシーンのみ記憶にある人が多いです。

https://www.youtube.com/watch?v=BegVWZO3jWI

しかしこの作品はSF・アクション映画における映像革命を起こしたといっても過言ではないぐらい偉大なのです。近年では当たり前となったVFXやワイヤーアクションと近未来あふれるサイバーパンクの映像美は今見ても未来感が凄まじく、ドラえもんが介在する余地のないぐらいフューチャーなのです。


今の映画に使われている銃弾のスロー演出や360°を捉えるカメラなどなどアクション映画でそれ出したらそりゃかっこいいわ…を広めた元祖とも言えます。
戦闘シーンもガンアクションはもちろん肉弾戦もかっこよくて、カンフー映画リスペクトのようなのでキレイな攻撃捌きが楽しめます。

もちろん映像だけでなくストリー展開もSF好きにはたまらない、認識を超えた存在や世界が押し寄せてくるので楽しめます。ただ【ソース】やらのIT用語がでてくるので最低限そっち方面の知識がないとよくわからないかもしれません。
実際自分も子供の頃に見た映画だったので
ソースにアクセス??中濃でうまそう!」ぐらいのストーリ把握ができませんでした。とはいえ映像美や派手なアクションだけでも見ごたえがあるので、とりあえず視聴してサングラスとロングコートを買いましょう。

そしてこの映画の設定的に僕たちが認識している世界は仮想現実ということになっているので、SFにありがちな当時の先端デバイスが古臭くなりにくいのも、のめり込む要素の一つだと思います。劇中の携帯電話もガラケーなのですが、所詮見せられてる夢なので人間が地上を謳歌していた時代を再現していると考えれば違和感ありません。

ちなみに監督の ラナ・ウォシャウスキー、 リリー・ウォシャウスキー は兄弟から姉妹になりました。これぞ本当のSFです。

ネタバレありストーリー&ツッコミ

主要人物

キャストこんな人
ネオ(トーマス・A・アンダーソン)
キアヌ・リーブス
救世主・新人で最強の主人公
モーフィアス
ローレンス・フィッシュバーン
リーダー・ネオ絶対信じるマン
トリニティー
キャリー=アン・モス
強い・ネオに首ったけ
エージェント・スミス
ヒューゴ・ウィーヴィング
ライバル・無敵の強さ
オラクル
グロリア・フォスター
預言者・なんでも知ってる
サイファー
ジョー・パントリアーノ
戦犯・嫌な奴枠

大まかなストーリー

目覚めるまで

舞台はいきなり警察がトリニティのいる部屋に乗り込むところから始まります。
どうやら逮捕しようとしているようですが、案の定ボコボコのメタメタにされます。ここで伝説の荒ぶる鷹のポーズのような謎キックが披露されます。

matrix
https://www.youtube.com/watch?v=BegVWZO3jWI

たった一人の女性に腕を折られるやら吹き飛ばされるやらで突破されます。そこに到着したサングラスにスーツのエージェント達到着するやいなやスタコラサッサと逃げ出すトリニティ。


エージェンとはトリニティ以上にでたらめな強さを持っているのです。
トリニティは何故か電話ボックスに逃げ込みかかって来た電話に出ようとした瞬間、エージェントがトラックでツッコみ電話ボックスごと破壊されたもののトリニティの姿はありませんでした。エージェントは彼女が探していた人物を追うことにします。
よい子の皆もトラックに突っ込まれそうになったら電話に出よう!


場面が変わりネオ(トーマス・アンダーソン)のシーンへ。ネオはこの世界なんか夢っぽいな~と変な感覚を持っているサラリーマン。ある日PCに”白ウサギについて行け”とメッセージが届きます。なんやかんやでそのタトゥーが掘られた女性に誘われた先のクラブでトリニティと出会います。
アダルト版不思議のアリスといった感じでテンション上がるネオ。SFなのにファンタジーの要素のアンバランスさがこの世界観のセンスを物語っていますよね。

そして次の日なんと職場にエージェントが訪問!!っっべぇ~となりながら送られてきた電話の指示で逃げようとするも、高いところが怖くて捕まったネオ
ちなみにエージェントは複数いて、ネオのライバルになるのがその中のスミスというエージェントです。

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https://www.youtube.com/watch?v=BegVWZO3jWI

なんか口がこんなことになったり、機械の虫をお腹に入れられたりで散々なネオ…。(この口の現象はネオの身体的なソースをいじっていたのか?)
虫を取り出したりいろいろあって、モーフィアスと面接するネオ。

”「青の薬を飲めば、元通りの生活に戻る。赤の薬を飲めば不思議の国の真実を教えてやる」”

不思議のアリスクラスタばりの言い回しで選択を迫ります。そりゃあ赤の薬のみますとも!まあその赤い薬は覚醒プログラムだったわけですが。
そしてあり得ない現象が起こりどこか別のところで目が覚めることになるのです…

世界の真実

目が醒めるとそこは人間がたくさん培養されている謎の施設。どうやら自分も含めて巨大な機械達に人間は管理されているようです。
そこから逃げ出しモーフィアス達の船(宇宙船みたいなもの)に回収されます。

モーフィアスの話によると、人間ははるか昔に機械に支配され機械が人間の生体電気を動力源として人間たちを飼育し管理している、という衝撃的な真実が明かされます。なんというディストピア…。
ちなみに今この記事を読んでいるそこの貴方ももちろん管理されているので年金問題の事とか忘れて安心してくださいね!仮想なんでね!

モーフィアス達は覚醒した人間たちを集め現実世界で機械に勝利し人間の世界を取り戻そうとしているようです。

ここからネオトレーニング計画が始まります。現実で覚醒した人は現実だと思っていた世界の仮想空間(マトリックスと呼ばれる)にダイブして超人的な動きができます。ここからがまさにSFの世界観なのですが、マトリックスはPCのように機械的なソースコードでプログラミングされています。
つまりマトリックスにおける自分はデータなので、どんな情報も一瞬で吸収できつまり武術の達人にもカップラーメン並みのお手軽さでなれるのです!アイヤー3分クッキングネ!!!

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しかしマトリックスでダメージを受けると現実でもダメージが反映されるため、マトリックスでの死は現実での死を引き起こします。リスクありきの世界なんです。
そしてマトリックスから帰還するには電話で信号を送り現実世界のエンジニアに拾って貰う必要があるので、冒頭トリニティは助かったんですね。

マトリックスの人間たちはしっかりと自我があり、たまにネオ達のように真実に到達し覚醒することがあります。本来の目的外の事なのでこれはプログラムにおけるバグとみなされるわけです。


そんな覚醒寸前のものや覚醒したバグを修正・削除するのがエージェント達だったのです。まあウィルスバスターみたいなもんですね。だから異常な人間離れした力を発揮していたのでした。

ちなみに覚醒者には信じる力というものがあるようで自分ができる!と思えばビルからビルへ飛んだり超人的な動きができます。ただ人間のコード的にある程度の限界はあるようでエージェントのようなプログラムの力をフル活用するのは不可能のよう。松岡修造もそういったものなのかもしれませんね。

ネオはなにものなのか

にしても仲間たちのネオに対する過剰な期待が不思議。実はオラクル(預言者)と呼ばれるマトリックスの住人が救世主現れるよとモーフィアス達に伝えていたのです。そ、それが俺ェ!?とラノベばりの展開に驚きを隠せないネオ。
いや別に救世主じゃないし…な態度なもののとりあえず会いに行くことに。
オラクルはネオに「モーフィアスかあんたどっちか死ぬで!どっちか選び!」と不吉な予言を伝えます。

その帰り道なんとエージェントが急襲!!居場所がバレるなんて!
実は仲間の一人であるサイファーが裏切り、エージェントに居場所を教えていたのです。
裏切った理由は”「なにも知らないままのほうが幸せだった」”です。つまり命の危険に晒される現状より、ただ生きてられる管理されていた側にもどしてくれ!とエージェントにお願いしたんですね。
確かに前線に立たされて戦い続けるより仮想でも一生を普通に終える方がいいですよね、分かる、分かるよ。まだ裏切りを知らない仲間たちはサイファーを現実に逃します。

そして現実に戻ったサイファーは次々に仲間のマトリックスへの接続(抜くと即死)を切断し始めちゃうんですよね。
お前それは超えちゃいけないライン超えたわ
いやまだ居場所教えるだけならいいけどなんで切るの?しかもめっちゃ嫌味言いながら一人ずつ切断するんですよね。このシーンの絶望感だけでご飯3杯は食べれますね。まあサイファーもタンク(仲間の一人)に抹殺されるんですが。

で結局モーフィアスが身を呈してエージェントからネオとトリニティを逃がすんですが、エージェントスミスの狙いはネオではなくて実はモーフィアスの持っているあるコードだったんですね。
そのコードとは現実で唯一残った都市「ザイオン」のコンピューターにアクセスできるコード
エージェントの中でも自我が強いエージェント・スミスはプログラムとして縛られたくなかったため、ザイオンを潰して責務から開放され自由になるという密かな野望があったのです。

matorix
https://www.youtube.com/watch?v=BegVWZO3jWI

これモーフィアス見捨てたほうがいいんじゃね?とサイファーハンターのタンクは諦めモードでしたが、そこで立ち上がったのが我らが救世主、ネオです。
予言ではどちらかしか救えないと言われていたものの、なんだか行けそうな気がするということでモーフィアス救出に動き出すのでした。

俺、救世主

ここから超絶怒涛のアクションシーンが始まります。
モーフィアスが囚われているのは厳戒態勢で警備モリモリの高層ビル。
そこにネオとトリニティはたった二人で乗り込んで行きます。銃を乱射したり、側転しながら乱射したり、敵の中で乱射したりもうとにかく乱射乱射。

matrix
https://www.youtube.com/watch?v=BegVWZO3jWI

モーフィアスを助けたのもつかの間エージェントに襲われるネオ。
ネオは強くなったとはいえ基本的にはプログラムであるエージェントには一歩及びません。
ここで有名なあのシーン、弾丸をとんでもないリンボーダンススタイルでよける神業を披露します。
本編を見てない人は知らないかもですが、実は完全に避けてなくて若干被弾します。でも銃避ける人間なんていなかったからトリニティは「あ、こいつ救世主だわ」と確信します。(エージェントは銃弾を完全に避けるので基本的に銃が効かない)
その後トリニティのおかげでエージェントを撃破。

モーフィアスとトリニティを現実世界に返しますが、あとはネオだけというところでエージェント・スミスが電話ボックスを破壊しエージェント・スミスと一騎打ちという絶望的な展開へ。

matrix
https://www.youtube.com/watch?v=BegVWZO3jWI

エージェントと肉弾戦なんて勝ち目は全くあり得ないのに渡り合うネオ。ここの戦闘シーンは全映画のなかで一番熱くなるシーンだと思います。
VFXを駆使して異次元の戦いをする二人を見て視聴者側も、ネオが救世主だと言うことを信じずにはいれませんでした。
エージェント・スミスはネオのことをずっとアンダーソン(マトリックスでの名前)と呼んでいたのですが、ネオが最後の最後で勝利する時

”My name is neo!!”

と自分が救世主である自覚を持って名乗るところは名シーンです。

エージェント・スミスを倒したもののエージェント自体はたくさんいるのでまだまだ追われます。このシーンを見ると逃走中という番組はマトリックスをオマージュしてそうですよね。


実はこの時現実世界では船が機械に襲われておりEMP(電子機器を無効化する装置)を使わざる得ない状態でしたが、EMPはマトリックスの接続も切断してしまうため、ネオの帰還をギリギリの状態で待っているのでした。

ネオは必死に電話があるところまでくるものの、エージェントに追いつかれ射殺されます。それはもう普通に銃でなんじゃこりゃー!な感じで撃たれます。
現実世界でのネオも心肺停止し、オワタ…っとここでトリニティが
「預言者に自分の愛した人が救世主だと言われた。貴方を愛してる。」告白します。

するとなんということでしょう。まさかのネオ復活
復活したネオはすべての物がコードで見えるようになり完全に世界を捉えます。
エージェントの放った弾丸も片手を前に出すだけで停止
。完全にチート。完全になろう系。

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https://www.youtube.com/watch?v=BegVWZO3jWI


救世主とはコード・プログラミングの概念を超えて影響を与えられる力をもっていたようです。そしてエージェントの体内に飛び込んで爆破して帰還、EMP起動し窮地を乗り越えました。

ラストシーンでは機械に宣戦布告、人類を鼓舞しスーパーマンのように空を物凄いスピードで飛び去っていきました…


…え?なんで復活したのかって??

愛じゃよ…

感想・考察

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https://www.youtube.com/watch?v=BegVWZO3jWI

考察

深い考察は必要ない映画だと思うのでそこまで考えませんでしたが、でも分かるのはキリストをなぞらえてるのかなと。
というか大体海外の人がなんかテーマ込めてたらキリストとか宗教的なものですよね。難解映画大体聖書とか絡めがちあるある。
ネオが一旦死んで復活して超常的な能力だとかはまさに復活劇ですよね。
他にも様々なメタファーが込められてるようなので調べてみてください。

キリスト信仰は身近ではない我々日本人の感性からするとよく分かりませんが、宗教観的に信じる者は救われるという根本的な感覚が随所に散りばめられていますよね。特にネオ・トリニティ・モーフィアスの三人は信じた結果救われているので監督の考えが色濃く出ているのかもしれません。3人なのも3という数字が重要とされる宗教的な部分もあるのでしょうか。


まあこういった密かに込められた思いみたいなのは気にしなくても、十分楽しめる作品なので何も考えずに見たほうが入り込めると思います。

感想

個人的にSFはありえないけどどこか納得できるようなリアリティが必要だと思っています。ファンタジーとの違いがそこで謎のエネルギー・パワーを使うのではなくて科学的だったり論理的に説明できる部分がどうしてもほしい。
その部分で、プログラムの世界だからこそ動きの部分を書き換えれば、超人的なパワーが使えるという設定はとても面白くて刺激的で自分がこの映画を好きな理由かなと思います。

続編もとっても面白いですが完成度は1作目がスッキリして一番見やすいから一番すきかもです。皆さんもSNSで救世主になれるといいですね。

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