ツッコミやすかったおすすめ映画

「ブライトバーン恐怖の拡散者」ツッコミレビュー・映像はよかった!演出もよかった!でも中途半端でござる!

5~7点,アクション,ホラー2019

日本公開日: 2019年11月15日
監督: デヴィッド・ヤロヴェスキー

すこ度(評価)

6/10

-映像は良いのに全体的に中途半端な映画-

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あらすじ

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のジェームズ・ガンが製作を務め、SF、ホラー、サスペンス、ドラマなどさまざまなジャンルをミックスして描いた一作。母親になる夢を抱いているものの、なかなか子どもができずに悩んでいたトーリのもとに、ある時、謎めいた赤ちゃんがやってくる。赤ちゃんはブランドンと名づけられ、聡明で才能にあふれ、好奇心旺盛な子どもへと成長。トーリと夫カイルにとっても、かけがえのない存在になっていく。しかし、12歳になったブランドンは、普通の人にはない異常な力を発揮し始め、やがて米カンザス州ブライトバーンの町をかつてない恐怖に陥れていく。脚本はジェームズ・ガンのいとこのマーク・ガンと弟のブライアン・ガン。監督は「インバージョン 転移」のデビッド・ヤロベスキー。トーリ役に「ピッチ・パーフェクト」「ハンガー・ゲーム」シリーズのエリザベス・バンクス。

https://eiga.com/movie/91287/

ネタバレなしレビュー

設定だけ見ればおもしろそうな映画。設定は面白い。ただ中途半端な映画なのです。
最初っから最後まで、キング作品後半に出てくる超常現象バトル使いまくりの映画というのが総評。

この映画のメガホンをとったデヴィッド・ヤロヴェスキー監督作品の「インバージョン 転移」を見たことがありますが、あれはなかなか気味が悪くなる雰囲気をうまく捉えていた面白いホラー映画でした。
今作にもその性質がみてとれるというか予告見た感じホラーっぽいですよね。

途中まではパワーに目覚める過程もあってか割とワクワクしながら能力覚醒のストーリーを楽しめていたものの、後半からはもうとりあえずヒーロっぽいのにエグい殺し方してるだけになってしまってました。

ホラーシーンは実際クオリティが高く体験したくね~みたいなホラーの気持ちいいところを付いてくるものの、中途半端にスーパーマンをオマージュしヒーロー要素を組み込んだせいでよく分からない事になっています。
アメコミ路線で派手にいきたいのか、得体のしれない存在のホラーで怖がらせたいのか狙いが分かりませんでした。

ダークヒーローの誕生の原点とかメッセージ性があるわけでもなく、サイコパスとか殺人犯の出生を追っていくようなドキュメンタルな部分も大してなく、ただダークヒーローになっちゃた!なだけの映画に思えます。
個人的にはもう少しヒーローっぽいパワーを使ってホラーを演出してほしかったのですが、ホラー映画のモンスターでもやりそうなシーンが多かったので何かプラスでほしかったです。

ここまでは酷評しているだけに見えるかもしれませんが、それを補えるぐらいのホラー演出は十分にあるのでこの点数にしました。
CGも美麗でアクションシーンとして見ればとても良かったので、もう少しどちらかの成分を強くだしてメインをどっちか示していればもっと好きになれたかも。

ホラーファンが、「あ、この感じ好きだな」っとぼそっと呟ける部分は多々あるので新しいヒーローだとか、新感覚ホラーみたいなのを期待せずに見るのが吉。

ネタバレありストーリー&ツッコミ

主要人物

キャストこんな人
ブランドン・ブライア: ジャクソン・A・ダンヤバい力を持っている少年・感情のブレーカーがよく落ちる
トリ・ブライア: エリザベス・バンクス少年の母・息子を信じたい!
カイル・ブライア: デヴィッド・デンマン少年の父・息子こわいお!

大まかなストーリー

空からふってきた子供、とりあえず育てがち

トリ&カイル夫妻は子供ができずに悩んでいる夫婦。
そんな二人のもとに宇宙船がドーン!そして人間みたいな子供がベビーン!と登場します。
トリは「この子供を私達の子供として育てましょう」
捨て猫拾ったみたいなノリで自分たちの子供として育てることにします。
皆さんも落ちてきた宇宙船に子供が乗ってたらとりあえず養子にしますもんね!普通普通!

ブライトバーン
かぐや姫的な

ブランドンと名付けたその子供はすくすくと成長し少年になります。
でもなんか不思議な雰囲気があるブランドンは学校で孤立。
しかし知性ある言動(アリの話)でケイトリンという女の子に好印象をもたれます。

ある夜謎の声にうなされ起きたブランドンは何かに乗っ取られたように納屋にある鍵がかけられた地下室の扉をこじ開けようとします。
実はそこにはブランドンを乗せていた宇宙船が保管されていたようです。
いや捨てとけよとね!でもね!保管しちゃう!もの捨てられないタイプだから!
母親に正気を取り戻させられ自分の行動を怖がるブランドン君。

ブライトバーン
パワー!

次の日芝刈り機をイジっているとぶっ飛ばすブランドン君。
回っている刃におもむろに手をツッコむも手は無傷で刃は壊れてしまったのでした。
お、これはパワーがモリモリ湧いてきていますな~!
吾輩も若い頃はパワー!してましたぞ!

宇宙からきた子供、育てたらグレがち

ブライトバーン
渋谷区大型デパートヨコセヨ

明らかに異常なブランドン君は誕生日に叔父さんから猟銃をもらいますが、カイルがそれは早いと返却します。
するとブチ切れるブランドン君。反抗期だね。
このあたりから飼ってる鶏が惨殺されたり、フォーク噛み砕いたり、ブランドン君のベットの下からアダルトな写真+内臓のグロ画像がみつかったりでこいつやばくね?とカイルは恐れ始めますが、トリは男の子はこんなもんよ!っと気にしません。

「it’a true wolrd.狂ってる?それ、誉め言葉ね。」というコピペを思い出しました。

思春期ケアに三人でキャンプに出かけ、気になる子がいたらアタックしろよとアドバイスするカイル。
その後すぐブランドン君は気になっていたケイトリンの家に直行。その距離数十キロ。
愛がゾウの体重並みに重いブランドン君にドン引きするケイトリン。

そして学校でケイトリンと会った時に手を繋ぐイベントがあったのですが、フラグはもう粉々なためケイトに拒否され、ケイトの手を砕きます
花山薫かな?

もちろんケイトの母にボロクソ言われてちょっとナーバス…。

グレた子供、超能力で処刑しがち

その夜再びブランドンは納屋の宇宙船に行き謎のパワーで浮いてブツブツ言っています。
母がなんとか止めるもその時ブランドンは宇宙船の破片で初めての怪我をしてしまいます。
本当の子供じゃなくて宇宙からきた子供とブライアンに伝えると衝撃を受けるブラ。

ブライトバーン
ゴーグルをつけよう!

ブランドンは力に完全に目覚めて盗んだバイクで走り出す感覚で人を殺していきます。
まずはケイトの母のレストランへ。
このときの処刑の仕方がエグくて目にガラス刺さったりでもうあびゃ~って感じなんですよ。
グレた子供こえぇ~。
そしてブランドンのオリジナルサインを現場に残します。
なぜ?

色々あって疑われたので叔父も抹殺。
叔父に家に車で送られていたのですが車ひっくり返して、ドゴーン!ガッ!グシャー!です。
そこにもまたしてもオリジナルサインを残します。
自己主張はげC。

暴走した子供、ダークヒーローになりがち

ブランドンは上半身裸で帰ってきたものの、血塗れのTシャツ&ブランドンのノートに例のサインが書いてあったりでブランドンが事件を起こしたと確信したカイル。

ブライトバーン
眼と眼が合う瞬間

森に連れ出し銃でヘッドショットするも、フッツーに跳ね返る銃弾。
親父にも撃たれたことないのに!っとびっくりなブライアン。
ロボットギャグ漫画みたいな展開の後に、カイルを目からビームで抹殺しました。
これが父親を超えるということですね。

トリはカイルに電話したものの出たのがブライアンだったため110番し保安官を呼びますが保管感は当然即死。弱い…弱すぎる…。

ブライトバーン
ブライアン最強!

トリは、あ!そういえばと、宇宙船だとブライアンに傷が付いたのを思い出して宇宙船の破片を手にします。
油断させてオラァ!といくところがバレてしまい天高く連れ去られ死亡。
ブライアンの容赦のなさに乾杯。
最終的に家に旅客機墜落させて不幸な事故から生き残った少年として保護されます。

そしてTVでは破壊活動をするブライアンと、彼の出現にと同時に世界各地で半魚人や超人たちが現れたという報道をが移されED。
Im the Bad guy…..duh.

感想・考察

ブライトバーン
祝グラミー賞

ビリー・アイリッシュがいいだけのEDだった。
とはいえ最後の最後で色んな超人たちが出現するというのがとてもワクワクしてしまったので続編があれば期待してしまいます。

というかこの映画なんかのスピンオフなんじゃないの?というぐらいちょっとメインな感じがしませんでした。
ひたすら前菜のキャベツ食べてる感じ。
まだブライアンがすでにヴィランとして活躍してる作品があるなら良いものの、いきなり出生から中途半端にやられても消化不良でした。

宇宙から降ってきた子供育てるというなかなかイカれた物語(スーパーマンもそうだけど)でご都合主義というかヒーローものに引っ張られすぎではなかろうか。
どうせなら親子愛とか度外視してひたすら怖がりながら育てざるを得ない状況だったりすると、作風とマッチしていたような。

結局ブライアンはたまに人間っぽい感情も見え隠れしてたとはいえ、人間の心と宇宙的な悪い心が2つあったのかもよく分からないし、まともになる可能性も全く見えなかったので親子のつながりの部分が蛇足に感じてしまいました。

基本的には何回も見る映画ではないですがここからマーベルユニバース的な展開で派生作品が誕生していくのであれば、今後の作品によってはまた見たくなったりと評価が変化しそうです。
単一作品で終われば残念。

僕は目からビームが出るようになったら庭をビームでスッキリさせて親孝行したり、列割り込みしてくる電車のババアさんをぶっ飛ばしたりして世界平和を実現したいなと思いました。

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